四字熟語 |
読み方 |
意味 |
ア行 |
阿鼻叫喚 |
あび
きょうかん |
元々は阿鼻地獄と叫喚地獄の意で、
甚だ悲惨でむごたらしい様子を形容
する言葉。 |
合縁奇縁 |
あいえん
きえん |
人同士の巡り合いは、みな、不思議な
因縁によるものであるという事。 |
悪事千里 |
あくじ
せんり |
悪い行いや評判はあっという間に世間
に知れわたってしまうという事。 |
悪戦苦闘 |
あくせん
くとう |
強敵を相手にして、死にものぐるいで
苦しい戦いをする事。
困難で悪条件の中で、それを克服する為
に、懸命に努力する事。 |
暗雲低迷 |
あんうん
ていめい |
前途に危険や恐ろしい事が迫っている
様子。 |
暗中飛躍 |
あんちゅう
ひやく |
略して、暗躍というが、人に知られない
ようにひそかに策略をめぐらし、活動する
事。 |
安心立命 |
あんしん
りつめい |
心を安らかにして、どんな場合でも少しも
動じないこと。 |
曖昧模糊 |
あいまい
もこ |
物事がぼんやりしていて、はっきりしない
様子。 |
青息吐息 |
あおいき
といき |
弱ったり、困り果てた時についてしまう
ため息。またそういう状態。 |
暗中模索 |
あんちゅう
もさく |
手がかりもなく、どうしたら良いかわから
ないのに、いろいろ試してみる事。 |
唯唯諾諾 |
いい
だくだく |
主体性がなく、相手のいいなりの応諾で、
事のよしあしに関係なく、相手の言う事に
対してどんな事でも「はい、はい」と言っ
て承知する事。 |
遺憾千万 |
いかん
せんばん |
大変残念で、仕方がない様子。 |
意気投合 |
いき
とうごう |
お互いの気持ちや考えがぴったりと合い、
親しくなる事。 |
異口同音 |
いく
どうおん |
多くの人が口をそろえて同じ事を言う事。 |
意気揚揚 |
いき
ようよう |
得意で誇らしげな様子。 |
意気軒昂 |
いきけんこう |
意気込みが盛んで、元気いっぱいな様子。 |
意気消沈 |
いき
しょうちん |
元気を失い、しょげかえっている事。 |
意気衝天 |
いき
しょうてん |
元気よく、意気込みが大変盛んなさま。 |
意気阻喪 |
いき
そそう |
元気、気力がなくなり、意気込みを
なくしてしまう事。 |
異国情緒 |
いこく
じょうちょ |
自国とは異なる、外国のような独特の
雰囲気、趣き。 |
医食同源 |
いしょく
どうげん |
医食とは医薬と食事の事であり、医薬と
食事は根本が同じであり、日常の食生活
に注意する事は健康の為に非常に大切で
あるという事。 |
以心伝心 |
いしん
でんしん |
言葉や文字を使わずに、黙っていても、
お互いの気持ちが通じ合う事。 |
一期一会 |
いちご
いちえ |
人との出会いを大切にする事のたとえに
用いられ、一生に一度限りの出会い。 |
一日千秋 |
いちじつ
せんしゅう |
一日が千年にも長く思われる程、
待ちどうしい事のたとえ。 |
一念発起 |
いちねん
ほっき |
ある事を成し遂げようと決心する事。 |
一病息災 |
いちびょう
そくさい |
息災は健康であるという事であり、
ひとつぐらい軽い持病を持っている
人のほうが、健康に気をつけるから、
全く健康な人よりもかえって長生き
するという事。 |
一部始終 |
いちぶ
しじゅう |
一部は一冊の書物の意味で、
始終は始めから終わりまでの意味。
物事の始めから終わりまでの全ての事。
事のなりゆき。 |
一網打尽 |
いちもう
だじん |
打尽は捕りつくす事であり、悪人や犯人の
一味を一度に全員捕らえる事。 |
一目瞭然 |
いちもく
りょうぜん |
ひと目見ただけで、はっきりとわかる事。
瞭然ははっきりしているさま。 |
一蓮托生 |
いちれん
たくしょう |
事のよしあしに関係なく、行動や運命を
共にする事。 |
一攫千金 |
いっかく
せんきん |
一度に労せず、巨額の利益を得る事。 |
一喜一憂 |
いっき
いちゆう |
状況の変化に応じて、喜んだり、
心配したりする事。 |
一家団欒 |
いっか
だんらん |
家族が一堂に集まり、和やかに談笑し、
楽しいひと時を過ごす事。 |
一気呵成 |
いっき
かせい |
一気は一呼吸の意味で、一息に休まずに
詩や文章を書き上げる事。
物事を休まず、一気に完成させてしまう
事。 |
一件落着 |
いっけん
らくちゃく |
問題になっている物事や事件が
解決する事。
落着は決着するという意味。 |
一世風靡 |
いっせい
ふうび |
一世はその時代、風靡は風が草木をなびかせる意味。
風が草木をなびかせるように、ある時代に
広く、流行する事。 |
一刀両断 |
いっとう
りょうだん |
一刀は太刀を一回振り下ろすという意味。
物事をためらわず、思い切って決断し、
処置する事。 |
右往左往 |
うおう
さおう |
左往右往とも言い、左往はざおうとも
読む。
右へ行ったり、左へ行ったりして、
うろたえて混乱状態になる事。 |
紆余曲折 |
うよ
きょくせつ |
紆余、曲折もいずれも曲がりくねる様子。
物事の事情が込み入って、いろいろと
複雑に変化する事。 |
栄枯盛衰 |
えいこ
せいすい |
栄枯は草木が茂る事と枯れる事を言う。
栄える事と衰える事。 |
得手勝手 |
えて
かって |
他人の気持ち等、他人の事を考えず、
自分の都合ばかりを考えて、わがまま
放題に振舞う事。 |
遠隔操作 |
えんかく
そうさ |
遠隔制御や、リモートコントロールとも
言い、遠く離れたところから、機械等を
操作し、操る事。 |
傍目八目 |
おかめ
はちもく |
岡目八目とも書き、当事者よりも、
傍らで見ている第三者のほうが、
物事の真相や成り行き、利害得失等
が、正しくわかるという事。 |
温故知新 |
おんこ
ちしん |
以前に学んだ事や古い事柄を研究、
考え直したりして、それにより、
現代の新しい知識や道理を得る事。 |
音信不通 |
おんしん
ふつう |
便りや連絡が全く途絶えてしまう事。
「音信」は「いんしん」とも読む。 |
カ行 |
快食快眠 |
かいしょく
かいみん |
よく食べて、よく眠る事。 |
快刀乱麻 |
かいとう
らんま |
面倒でこじれた物事を、手際よく、
見事に処理、解決する事。 |
拡大解釈 |
かくだい
かいしゃく |
法律の語句や文章の意味を本来の趣旨を
損なわず、通常より幅を広げ、拡大する
解釈。拡張解釈とも言う。 |
佳人薄命 |
かじん
はくめい |
佳人は美しい女性の意味。
美人の女性は不運、不幸であったり、
長生きできない人が多いという意味。
美人薄命とも言う。 |
過大評価 |
かだい
ひょうか |
実際よりも高い評価をする事。 |
感慨一入 |
かんがい
ひとしお |
いっそう、心に深く感じいる事。 |
感慨無量 |
かんがい
むりょう |
「無量」ははかり知れない程多いという
意味。
はかり知れないほど、心に深く感じて、
胸が一杯になり、つまる事。
感無量とも言う。 |
侃侃諤諤 |
かんかん
がくがく |
自分の考え、思っている事を遠慮なく
主張する事。
また、盛んに議論するありさま。 |
緩急自在 |
かんきゅう
じざい |
状況に応じて、緩めたり、厳しくしたり、
早めたり、遅くしたりして、思うがままに
する事。 |
頑固一徹 |
がんこ
いってつ |
意見や忠告等、他人の言う事を聞かず、
かたくなで、自分の思い込んだ事を
押し通す事。また、そのような性格。 |
冠婚葬祭 |
かんこん
そうさい |
冠は元服、婚は婚礼、葬は葬儀、祭は祭礼
で、日本古来の4つの儀式。
また、慶弔の儀式の総称。 |
完全無欠 |
かんぜん
むけつ |
完璧な様子で、どこから見ても、欠けて
いるところが全然ない事。 |
歓天喜地 |
かんてん
きち |
大喜びする事。 |
閑話休題 |
かんわ
きゅうだい |
閑話は無駄話の意味で、休題は話を
やめる意味。
横道にそれた話を本題に戻す時に使う
言葉。「それはさておき」と同意。 |
気炎万丈 |
きえん
ばんじょう |
非常に意気盛んな様子。
万丈は非常に高い事。 |
危機一髪 |
きき
いっぱつ |
髪の毛一本のところまで、危険が迫って
いる意味。
あと少しで非常に危ない状態に陥りそうな
事。瀬戸際。 |
奇奇怪怪 |
きき
かいかい |
奇怪を重複して、意味を強めた言い方。
怪怪奇奇とも言う。
普通では考えられず、理解できない
ような非常に怪しく、不思議な様子。 |
起死回生 |
きし
かいせい |
回生起死とも言い、危機的、絶望的な
状態、状況を一気に立て直す事。 |
疑心暗鬼 |
ぎしん
あんき |
疑い始めると、何でもない事まで、
疑わしくなって不安を感じたり、
恐ろしくなってくる事。 |
奇想天外 |
きそう
てんがい |
普通では思いつかないような奇抜な事。 |
喜怒哀楽 |
きど
あいらく |
人間が持つさまざまな感情で、喜び、
怒り、悲しみ、楽しみの四つの感情を
言う。 |
旧態依然 |
きゅうたい
いぜん |
昔からの古いしきたりや状況がそのまま
続き、いっこうに進歩や発展がない様子。 |
急転直下 |
きゅうてん
ちょっか |
行きづまっていた事態等、物事の様子が
急に変化して、解決や結末に向かう事。 |
共存共栄 |
きょうぞん
きょうえい |
互いに助け合いながら、共に生存し、
共に繁栄する事。 |
驚天動地 |
きょうてん
どうち |
驚地動天とも言い、天地を揺り動かす程、
世間の人々をあっと驚かす事。 |
強迫観念 |
きょうはく
かんねん |
馬鹿馬鹿しいと思い、考えまいとしても、
強く頭にこびりついて、離れない不安や
不快を伴う考え。 |
興味津津 |
きょうみ
しんしん |
面白くて、興味が次々と湧いて尽きない
事。 |
漁夫之利 |
ぎょふ
のり |
漁夫は漁師の事で、漁父とも書く。
二者が互いに争っている隙に、第三者が
その利益を横取りする事。 |
空前絶後 |
くうぜん
ぜつご |
空前はこれまでに例がない事で、
絶後はこれからも二度と同じ例はない事。
空前絶後は非常に珍しい事の意。 |
空理空論 |
くうり
くうろん |
実際とかけ離れていて、役に立ちそうも
ない理論。 |
群雄割拠 |
ぐんゆう
かっきょ |
多くの英雄が各地で本拠地をかまえ、
勢力を張り合い、互いに対抗する事。
転じて、多くの同じような実力者が
互いに対抗し合う事。 |
経世済民 |
けいせい
さいみん |
「経」は治める、「済」は救済すると
いう意味。
世の中を治め、人民を苦しみから救済
する事。
この言葉を略したものが「経済」である。 |
月下氷人 |
げっか
ひょうじん |
仲人、媒酌人の事。 |
捲土重来 |
けんど
ちょうらい |
一度敗れた者が、再び勢いを盛り返す事。 |
絢爛豪華 |
けんらん
ごうか |
豪華絢爛とも言い、贅沢で華やかで、
きらびやかで美しい様子。 |
綱紀粛正 |
こうき
しゅくせい |
国の法律や規則を引き締め、役人の不正
を厳しく取り締まる事。
また、一般に、規律を厳しく引き締め、
不正行為をなくす事。 |
公序良俗 |
こうじょ
りょうぞく |
公の秩序と善良な風俗。 |
荒唐無稽 |
こうとう
むけい |
無稽荒唐とも言い、言う事に根拠がなく、
でたらめである事。 |
公明正大 |
こうめい
せいだい |
心が公平で、私心がなく、隠し事がなく、
正しく堂々としている様子。 |
極悪非道 |
ごくあく
ひどう |
道理、人情からはずれ、この上なく悪く、
人の道に外れている事。また、そのさま。 |
孤軍奮闘 |
こぐん
ふんとう |
周りに誰一人として助ける者もなく、
ただ一人で頑張り、物事をやり抜く事。 |
古今東西 |
ここん
とうざい |
東西古今とも言い、いつでもどこでも
という意味。 |
虎視眈眈 |
こし
たんたん |
じっくりと敵や相手の隙を狙って、
機会をうかがっている様子。 |
誇大妄想 |
こだい
もうそう |
自分の財産や才能等の現状を実際以上
に空想し、それを事実のように思い込む
事。 |
小春日和 |
こはる
びより |
初冬の時期の春のように暖かい天気。 |
孤立無援 |
こりつ
むえん |
無援は助けがない事。
ただ一人でいて、誰も助けてくれる人が
いない事。 |
五里霧中 |
ごり
むちゅう |
手がかりが全くなく、どうして良いか、
方針、手段に迷う事。 |
言語道断 |
ごんご
どうだん |
あきれて言葉では言い表せないほど、
ひどい事。もってのほか。 |
サ行 |
才色兼備 |
さいしょく
けんび |
女性がすぐれた才知と美貌を両方
持っている事。 |
座右の銘 |
ざゆう
のめい |
常に自分のそばに置き、戒めとする
言葉、格言。 |
三寒四温 |
さんかん
しおん |
寒い日が3日続き、その後に暖かい日
が4日続くという冬の天候。 |
三者三様 |
さんしゃ
さんよう |
人の個性や考えがそれぞれ違い、
さまざまである事。 |
賛否両論 |
さんぴ
りょうろん |
賛成意見と反対意見の二つがある事。 |
三位一体 |
さんみ
いったい |
異なる三つの物が、一つの物に統一
される事。
三者が心を合わせて一つになる事。 |
自画自賛 |
じが
じさん |
手前みそとも言い、自分で自分の事
を褒める事。 |
時期尚早 |
じき
しょうそう |
何かを行うには、まだ、その時期には
早い事。「尚早」はなお早い事。 |
自給自足 |
じきゅう
じそく |
自分、もしくは自国の必要な物を全て、
自ら生産して、まかなう事。 |
四苦八苦 |
しく
はっく |
物事がうまくいかず、非常に苦しむ事。 |
自己啓発 |
じこ
けいはつ |
自分自身によって、自分の知識や理解
を深める行為。 |
事後承諾 |
じご
しょうだく |
先に許可や承諾が必要な事柄をその行為
を行い、終わった後に承諾を求める事。
また、承諾を与える事。 |
士魂商才 |
しこん
しょうさい |
商売上手で、商人としての才覚を持ち
ながら、武士の伝統、気構え等、誇り
を持っている事。 |
事実無根 |
じじつ
むこん |
全くでたらめであり、事実としての根拠
がない事。根も葉もない事。 |
自然淘汰 |
しぜん
とうた |
自然界で環境に適応する者が生き残って
栄え、適応しない者は滅びるという事。 |
時代錯誤 |
じだい
さくご |
その時代に合わない言動や考え。
時代遅れ。アナクロニズム。 |
七転八起 |
しちてん
はっき |
何度失敗してもくじけず、勇気を
奮い起こし、努力する事。 |
七転八倒 |
しちてん
ばっとう |
激しい苦痛やひどい悲しみで、
のたうちまわる事。 |
質実剛健 |
しつじつ
ごうけん |
飾り気がなく、真面目で心身が強く、
逞しい事。「剛健質実」とも言う。 |
叱咤激励 |
しった
げきれい |
大声をあげて、強く励まし、相手の
気持ちを奮い立たせる事。 |
地盤沈下 |
じばん
ちんか |
全体の勢いが落ちる事。 |
自暴自棄 |
じぼう
じき |
大きな失敗や物事が思うように進まず、
絶望的な状態にある時、希望を捨て、
自分がどうなっても良いと投げやりに
なる事。やぶれかぶれ。 |
四面楚歌 |
しめん
そか |
周りが全て敵や反対者で、味方がひとり
もいなく、孤立した状態の事。 |
杓子定規 |
しゃくし
じょうぎ |
一つの基準でしか、全てを見ない、
応用や融通のきかないやり方。
頭がかたい事。石頭。 |
縦横無尽 |
じゅうおう
むじん |
妨げられる事なく、思う存分に物事
を行う事。自由自在である事。 |
自由闊達 |
じゆう
かったつ |
広い心を持ち、自由で物事にこだわら
ない事。のびのびと振舞う事。 |
自由自在 |
じゆう
じざい |
思いのままにする事。
思い通りにできる様子。 |
十人十色 |
じゅうにん
といろ |
人はそれぞれ、好みや考え方、性格等
が異なり、一律ではないという事。 |
自由奔放 |
じゆう
ほんぽう |
世間の常識や枠、伝統にとらわれず、
何の気兼ねもせず、自由に思うまま
に行動する事。 |
趣旨説明 |
しゅし
せつめい |
ある事柄の目的や理由を納得して
もらえるように話す事。 |
取捨選択 |
しゅしゃ
せんたく |
多くの物の中から、良い物と悪い物
に分け、必要な物を選んで残し、
不必要な物を捨てる事。 |
酒池肉林 |
しゅち
にくりん |
贅沢の限りを尽くした、きわめて豪勢
な酒宴の事。淫らな酒宴。 |
首尾一貫 |
しゅび
いっかん |
「首尾」は初めと終りの意味。
初めから終りまで、態度や方針がずっと
変らないで貫かれている事。 |
純真無垢 |
じゅんしん
むく |
心に汚れがなく、清らかで、飾り気
がない事。 |
順風満帆 |
じゅんぷう
まんぱん |
物事が支障なく、極めて順調に進んで
いる様子。 |
盛者必衰 |
じょうしゃ
ひっすい |
現在、非常に繁栄しているものでも、
必ず、衰える時が来るものであると
いう事。 |
情状酌量 |
じょうじょう
しゃくりょう |
情状は実際の事情、実情や原因。
裁判に於いて、裁判官が犯罪の背後
の事情から、被告人に同情すべき点
を考慮し、刑罰を軽くする事。 |
少数精鋭 |
しょうすう
せいえい |
少数の選りすぐりの集団。 |
常套手段 |
じょうとう
しゅだん |
「常套」はありふれた事。
いつも同じように決まって使うやり方。
ありふれた方法。 |
諸行無常 |
しょぎょう
むじょう |
この世の全てのものは、絶えず、
移り変わり、永遠に変らないもの
はないという事。 |
初志貫徹 |
しょし
かんてつ |
初めに抱いた志を、変えずに最後まで
くじけず、貫き通す事。 |
支離滅裂 |
しり
めつれつ |
統一がなく、ばらばらである事。
めちゃくちゃ。 |
人権蹂躙 |
じんけん
じゅうりん |
人間が本来持つ基本的な権利を、
権力や暴力によって、無視したり、
侵したりする事。 |
人事不省 |
じんじ
ふせい |
意識がなく、知覚を失っている様子。
昏睡状態になる事。 |
神出鬼没 |
しんしゅつ
きぼつ |
神や鬼のように自由自在に出没し、
その所在が容易につかめない事。
現れたり、居なくなったりする事が
不意ですばやく、全く予測がつかない事。 |
心神耗弱 |
しんしん
こうじゃく |
精神の衰弱により、識別能力が乏しい事。 |
深層心理 |
しんそう
しんり |
自分の心の奥深くで働く、気づかない
心の動き。
普段意識されない無意識の心理状態。 |
震天動地 |
しんてん
どうち |
世間の人々が驚くような、大異変や
大事件の事。
人が驚くほど、勢いや騒ぎが激しい事。 |
青天霹靂 |
せいてんの
へきれき |
全く予想していなかった突然の出来事。
突然受けた衝撃や打撃。 |
切磋琢磨 |
せっさ
たくま |
仲間同士が互いに励ましあい、協力
したり競い合ったりして学問や仕事
に励み、技量を高めあい、向上する事。 |
千客万来 |
せんきゃく
ばんらい |
「せんかくばんらい」とも読む。
多くの客が次々と来る事。来客が多い事。 |
潜在意識 |
せんざい
いしき |
表面に現れない、自分自身で自覚して
いない意識。 |
千差万別 |
せんさ
ばんべつ |
「せんさまんべつ」とも読む。
多くのものそれぞれには様々な相違、
差異があるという事。
種類や色、形等が非常に多い事。 |
前人未踏 |
ぜんじん
みとう |
これまでに誰も足を踏み入れていない事。
今まで、誰も到達していない事。
「前人未到」とも書く。 |
戦戦兢兢 |
せんせん
きょうきょう |
不安や恐怖でびくびくする様子。 |
千両役者 |
せんりょう
やくしゃ |
格式が高く、演技が特に優れた俳優。
ここ一番に華々しい活躍をする魅力
ある人。 |
創意工夫 |
そうい
くふう |
「創意」は新しい思いつき。
新しく方法や手段等を考え出す事。
考え出した思いつき。 |
相互扶助 |
そうご
ふじょ |
お互いに助け合って、支えあう事。 |
相思相愛 |
そうし
そうあい |
お互いに慕いあい、愛し合っている事。 |
粗酒粗肴 |
そしゅ
そこう |
人をもてなす時、へりくだって言う
謙譲語。粗末なもてなし。 |
タ行 |
大安吉日 |
たいあん
きちじつ |
物事を行うのに最も良いとされる日。 |
大器晩成 |
たいき
ばんせい |
大きな器はすぐに完成しないという事
から、偉大な人物は大成するのに時間
がかかり、年をとってから頭角を現す
ようになるという事。 |
大義名分 |
たいぎ
めいぶん |
ある行為をする場合のよりどころとなる
正当な理由づけ。
また、建前としての理由づけ。 |
大胆不敵 |
だいたん
ふてき |
度胸がすわっていて、敵を敵とも思わない
様子。また肝っ玉が大きく、物に動じない
様子。 |
大同小異 |
だいどう
しょうい |
細かい点は異なるが、全体的にはほとんど
同じである事。 |
多士済済 |
たし
せいせい |
優れた人物が数多く集まっている事。
またその様子。 |
他人行儀 |
たにん
ぎょうぎ |
親しい間柄なのに、親しくないように、
よそよそしく打ち解けない事。
またそのさま。 |
他力本願 |
たりき
ほんがん |
自分では努力をせず、ひたすら他人の力
や援助をあてにする事。 |
単純明快 |
たんじゅん
めいかい |
文章、物事等が複雑でなく、はっきり
していて、わかり易い事。 |
単刀直入 |
たんとう
ちょくにゅう |
遠回しの言い方をせず、前置きを省いて
いきなり本題に入る事。 |
竹馬之友 |
ちくば
のとも |
幼い頃に一緒に竹馬に乗って遊んだ
友達の事。幼友達。 |
知行合一 |
ちこう
ごういつ |
知識と行為は一致しなければならない
という事。 |
朝三暮四 |
ちょうさん
ぼし |
目先の違いにこだわってしまって、
結局は結果が同じになる事に気づか
ない事。また、目先の利害を強調して
言葉巧みに人をだます事。 |
朝令暮改 |
ちょうれい
ぼかい |
朝出した命令が夕方にはもう改められる
意から、法令や命令がころころ変って
定まらない事。 |
猪突猛進 |
ちょとつ
もうしん |
猪(イノシシ)がまっしぐらに突進する
ように、目標に対してがむしゃらに進む
事。また、目的に向かって、向こう見ず
に猛烈な勢いで突き進む事。 |
沈着冷静 |
ちんちゃく
れいせい |
何事にも動じず、落ち着いて慌てない事。
また、その様子。 |
津津浦浦 |
つづ
うらうら |
日本全国の至る所。 |
適材適所 |
てきざい
てきしょ |
その人の能力や才能を正しく評価して、
それに最も適した地位や任務につける事。 |
手前味噌 |
てまえ
みそ |
自分で自分の事を褒める事。 |
天涯孤独 |
てんがい
こどく |
この世に血縁関係にある人が全く居ない
事。この世に身寄りがひとりも居ない事。 |
天下泰平 |
てんか
たいへい |
世の中が何事もなく、よく治まって
平和である事。 |
伝家宝刀 |
でんかの
ほうとう |
いざという時にだけ用いるとっておき
の物や手段。
「伝家」は代々家に伝わる事。 |
電光石火 |
でんこう
せっか |
非常に短い時間のたとえ。
また動作や行動が非常にすばやい事。 |
天真爛漫 |
てんしん
らんまん |
飾り気がなく、自然のままの心や気持ち
が素直に言動にあふれ出る事。
また、純粋で明るさと無邪気さがあふれ
出ている様子。 |
天地神明 |
てんち
しんめい |
天と地の全ての神々。 |
天変地異 |
てんぺん
ちい |
天地間に起こる台風や地震等の自然災害
や異変の事。 |
東奔西走 |
とうほん
せいそう |
「東走西奔」とも言い、仕事や目的の為
に東に西にあちこちと忙しく駆け回る事。 |
党利党略 |
とうり
とうりゃく |
自分の所属する党派・政党等の団体の
利益だけを考えた計略。 |
独立自尊 |
どくりつ
じそん |
他からの援助を受けずに全くの自力
で行う事により、自己の尊厳や品性、
人格を保つ事。 |
突然変異 |
とつぜん
へんい |
遺伝子や染色体の変化に起因し、
親の持っていない異なった形質が
突然、子孫や枝葉に出現したり、また
親の形質が消失し、これが遺伝する事。 |
ナ行 |
内助之功 |
ないじょ
のこう |
夫が外で十分に働けるように、
妻が家庭内で陰ながら助ける事。 |
内政干渉 |
ないせい
かんしょう |
「内政」は国内の政治。
ある国の政治が外交等に他国が口を
はさみ、主権を侵害する事。 |
内憂外患 |
ないゆう
がいかん |
国内での心配事と外国から受ける災難。
心配や苦労の種がつきないというたとえ。 |
難攻不落 |
なんこう
ふらく |
攻撃するのが非常に困難で、なかなか
陥落しない事。またこちらからいろいろ
働きかけても、相手がなかなか承諾しない
事のたとえ。 |
二束三文 |
にそく
さんもん |
数量が多いのに非常に安い値段でしか
売れない事。また非常に安い値段の事。 |
人間模様 |
にんげん
もよう |
「模様」はありさま、様子の意味。
人間の様々な生き様や複雑な人間関係
の事。 |
忍之一字 |
にんの
いちじ |
「忍」は忍耐の意味。
ひたすら我慢して耐え忍ぶ事。 |
ハ行 |
背水之陣 |
はいすい
のじん |
決死の覚悟で事に当たるたとえで、
失敗したら再起ができないという
もう後には引けない状態に身を置き、
事に当たる事。 |
波及効果 |
はきゅう
こうか |
「波及」はだんだんと影響が及ぶ事。
物事の影響が波が広がっていくように、
徐々に広い範囲に及んでいく事。 |
拍手喝采 |
はくしゅ
かっさい |
大いに手をたたき、褒め称える事。
「喝采」は声をあげて褒め称える事。
またその声。 |
破竹之勢 |
はちくの
いきおい |
止める事ができないほどの激しい勢い
の事。「破竹」は竹を割るという意味。
竹は初めの一節目を割ると、次々に
勢いよく、割れていく事からきている。 |
八方美人 |
はっぽう
びじん |
どこから見ても、欠点がないすばらしい
美人の意からきており、誰からも良く
見られようと、要領よく振舞う事。
またそのように振舞う人。 |
波瀾万丈 |
はらん
ばんじょう |
人生や物事の進行に於いて変化や起伏が
極めて激しい事のたとえ。 |
半信半疑 |
はんしん
はんぎ |
半分信用し、半分疑っている状態。
本当かどうか定かでなく、迷って
いるさま。 |
反面教師 |
はんめん
きょうし |
そうなってはいけないという悪いお手本。 |
被害妄想 |
ひがい
もうそう |
他から害を受けていないのに受けている
と思い込む事。 |
美人薄命 |
びじん
はくめい |
「薄命」は短命、不運である事。
美しい女性はとかく不幸であったり、
短命であったりする事が多いという事。 |
一人相撲 |
ひとり
ずもう |
自分ひとりで力んで、一生懸命になる事。
能力、力量においてこちらが相手よりも
段違いに勝り、勝負にならない事。 |
百戦錬磨 |
ひゃくせん
れんま |
数多くの戦いに参加して、武術を鍛え
磨く事から、多くの経験を積んで、鍛え
上げられる事。 |
百薬之長 |
ひゃくやくの
ちょう |
酒の事をほめて言う言葉で、酒は多くの
薬の中で最も効く優れた薬であるという
事。 |
百花繚乱 |
ひゃっか
りょうらん |
「百花」はたくさんの花の意味。
「繚乱」は花が咲き乱れるさま。
優れた人物や業績が一時期にたくさん
現れる事。 |
表裏一体 |
ひょうり
いったい |
表と裏のように相反するような二つの
ものが同じ立場や目的を持って密着して、
一体となる事。
二つのものが表と裏のように密接な関係
で切り離せない事。 |
品行方正 |
ひんこう
ほうせい |
行いや心の持ちようがきちんとしていて
正しい事。 |
風光明媚 |
ふうこう
めいび |
「風光」は自然の眺め。
「明媚」は景色が清らかで美しい事。
山や川等の自然の景色が清らかで美しく、
素晴らしい事。 |
風前之灯 |
ふうぜんの
ともしび |
危険がすぐそこに迫っていて、滅びる
寸前である様子のたとえ。
命が尽きそうな様子のたとえ。 |
風林火山 |
ふうりん
かざん |
戦国時代、武田信玄が軍旗に書いたもの
で、戦(いくさ)における四つの心構え・
指針で、時機や情勢に応じて風のように
素早く動き、林のように静かに構えたり、
火のように激しく攻めたり、動いては
ならない時は山のようにどっしりと構えて
いるべきだという事。
時機や情勢に応じて適切な行動をとる事。 |
不可抗力 |
ふか
こうりょく |
人の力ではどうする事もできない外から
の力や事態。 |
富国強兵 |
ふこく
きょうへい |
日本の近代化の基本政策として、
明治政府が提唱した言葉で、国の経済力
を高めて豊かにし、軍事力を強化する事。 |
不惜身命 |
ふしゃく
しんみょう |
「不惜」は惜しまないという意味。
「身命」は体と命の事。
自分の身をかえりみないで物事に
あたる事。 |
物議騒然 |
ぶつぎ
そうぜん |
「物議」は世間の噂、世論。
「騒然」は騒がしい様子。
世間の噂や評判、人々の議論や世論が
騒がしい事。 |
不定愁訴 |
ふてい
しゅうそ |
「不定」は定まらない様子や決まって
いないさま。
「愁訴」は苦しみや悲しみを嘆き訴える
事。またその訴え。
はっきりとした器質的な疾患が見られない
にもかかわらず、頭痛や肩凝り等、様々な
自覚症状を訴える状態。 |
不眠不休 |
ふみん
ふきゅう |
何日も眠る事も休む事もせず、ある物事を
やり遂げようと、精一杯努力する事。 |
不老長寿 |
ふろう
ちょうじゅ |
「不老」は老いる事がなく、いつまでも
若い事。
「長寿」は長命である事。
いつまでも老いずに、若く長生きする事。 |
付和雷同 |
ふわ
らいどう |
「付和」は定見がなく、簡単に他人の意見
に賛成する事。
自分に主義、主張がなく、他人の意見や
言動に軽々しく同調する事。 |
文明開化 |
ぶんめい
かいか |
「開化」は文化が開ける事。
人々の知恵や知識が発達して、世の中が
開け、科学技術や文化が向上し、生活が
便利で豊かになる事。 |
平身低頭 |
へいしん
ていとう |
「低頭平身」とも言い、相手に許しを
乞うたり、物事を頼んだりする時に、
身を低くして頭を下げる事。
恐縮してただひたすら謝る事。 |
傍若無人 |
ぼうじゃく
ぶじん |
人前にもかかわらず、はばからずに
自分勝手に振舞う事。 |
抱腹絶倒 |
ほうふく
ぜっとう |
腹をかかえて転げ回るほどに大笑いを
する事。「絶倒」は笑い転げる事。 |
本家本元 |
ほんけ
ほんもと |
最も正統で元祖であるとされる流派や
商売、また血筋の事。 |
本末転倒 |
ほんまつ
てんとう |
「本末」は根本的な事と瑣末な事。
物事を扱う時において、大切で重要な事
と瑣末な事を取り違え、反対になって
しまう事。 |
マ行 |
満場一致 |
まんじょう
いっち |
「満場」は会場全体、またその場内に居る
全員の事。その場所に居る人全員の意見が
一致する事。 |
満身創痍 |
まんしん
そうい |
「満身」は全身の事。
体中が傷だらけである事。
転じて、非難を集中的に浴びたりする
事により、精神的に傷ついて手ひどく
痛めつけられている事。 |
三日天下 |
みっか
てんか |
「三日」は非常に短い期間のたとえ。
国や組織等で、ほんのわずかな期間だけ
政権や実権を握っている事のたとえ。
「みっかでんか」とも読む。 |
三日坊主 |
みっか
ぼうず |
「三日」は非常に短い期間のたとえ。
物事に飽きっぽく、何をしても長続き
しない事。またそのような人。 |
未来永劫 |
みらい
えいごう |
「みらいようごう」とも読む。
これから先、いつまでもという事。
未来永久に。 |
無我夢中 |
むが
むちゅう |
「無我」は我を忘れる事。
一つの事にすっかり気を取られて
我を忘れる事。 |
無茶苦茶 |
むちゃ
くちゃ |
筋道が立たない事。
ひどく乱れている様子。 |
無病息災 |
むびょう
そくさい |
全く病気をせずに、健康である事。 |
無味乾燥 |
むみ
かんそう |
何の面白みや味わいもなく、
つまらない事。 |
無理難題 |
むり
なんだい |
非常識で道理に合わない困難な要求。
実行したり、解決したりする事が
とてもできそうもない問題。 |
名所旧跡 |
めいしょ
きゅうせき |
美しい景色や歴史の面影をとどめる場所。
「旧跡」は歴史上の事件や建造物等が
あったところ。 |
明眸皓歯 |
めいぼう
こうし |
美人のたとえ。「明眸」は明るい瞳。
「皓歯」は白い歯。
明るく澄んだ瞳と白い歯という意から。
中国、唐の楊貴妃の美貌を形容した言葉。
「皓歯明眸」とも言う。 |
面目躍如 |
めんもく
やくじょ |
「躍如」は生き生きと活躍するさま。
「めんぼくやくじょ」とも読む。
名誉や体面がいっそう良くなる事。
世間の評価や地位に値する活躍をする事。 |
門外不出 |
もんがい
ふしゅつ |
門の外には出さないという意から。
美術品等を非常に貴重な品物である
として、決して外に持ち出したり、
貸し出したりせずに、秘蔵する事。 |
門戸開放 |
もんこ
かいほう |
それまであった規制をなくして、
自由に出入りできるようにする事。
また、外国に対して港や市場等を開放し、
自由に通商する事。
門と戸を開け放つという意から。 |
問答無用 |
もんどう
むよう |
「問答」は問う事と答える事。
話し合っても意味がなく、無駄である事。 |
ヤ行 |
有形無形 |
ゆうけい
むけい |
形に現れたものと形に現れないもの。
目で見る事のできるものとできないもの。 |
有言実行 |
ゆうげん
じっこう |
言った事は必ず実行するという事。 |
有終之美 |
ゆうしゅう
のび |
「有終」は終りを全うする事。
物事を最後まで立派にやり通し、
成果をあげる事。
「有終の美を飾る」という形で
用いられる事が多い。 |
優柔不断 |
ゆうじゅう
ふだん |
ぐずぐずして思い切りが悪く、
決断力に欠ける事。
「優柔」は意見がはっきりしない事。
煮え切らない事。
「不断」は決断力に欠けている事。 |
誘導尋問 |
ゆうどう
じんもん |
尋問する側が自分の望む供述を得る為に、
巧みにそれに誘導して問いただす事。
「尋問」は「訊問」とも書き、問いただす
事。 |
有名無実 |
ゆうめい
むじつ |
「無実」は実質のない事。
名ばかりで実質がそれに伴っていない事。
評判と実際が違う事。
見掛け倒しである事。 |
勇猛果敢 |
ゆうもう
かかん |
「勇猛」は勇ましく、勢いのある事。
勇ましくて、勢いもあり、決断力にも
優れている事。
決断力と実行力のあるさま。 |
悠悠自適 |
ゆうゆう
じてき |
「悠悠」はゆったりと落ち着いている
さま。
「自適」は何事にも束縛されず、自分の
思うままに暮らす事。
世間の煩わしさから離れて、自由気まま
に生活する事。 |
油断大敵 |
ゆだん
たいてき |
大した事はないと、注意を怠ると、
思わぬ失敗の原因となるから、油断は
大きな敵であるという事。 |
用意周到 |
ようい
しゅうとう |
用意が十分に行き届いている事。
準備に手抜かりがない事。
「周到」は細かいところまで行き届いて
いて、手抜かりがない事。 |
容姿端麗 |
ようし
たんれい |
女性の形容として使われる事が多い
言葉で、顔かたちや姿が整っていて、
美しい事。
「端麗」は姿や形が整っていて
美しいさま。 |
欲求不満 |
よっきゅう
ふまん |
欲求が満たされない事による不満で、
気分がいらいらする状態。
frustration(フラストレーション)
の訳語。 |
余裕綽綽 |
よゆう
しゃくしゃく |
ゆとりがあってゆったりしたさま。 |
ラ行 |
利害得失 |
りがい
とくしつ |
利益と損失。 |
良妻賢母 |
りょうさい
けんぼ |
夫にとっては良い妻であり、
子には賢い母である事。
また、そのような女性。 |
良薬苦口 |
りょうやく
くこう |
病気に良く効く薬は苦くて、
飲みにくいものであるという意から、
厳しい忠告や批判は結局は自分のため
になるものだという事。 |
理路整然 |
りろ
せいぜん |
話や文章等の筋道が整って一貫して
いる事。 |
臨機応変 |
りんき
おうへん |
その場の成り行きに即座に対応して、
適切な手段をとる事。 |
輪廻転生 |
りんね
てんしょう |
転生輪廻とも言い、人間が生まれては
死に、死んではまた生まれ変わる事。
「転生」は生まれ変わる事。 |
累進課税 |
るいしん
かぜい |
収入額の増加に伴なって、
税率が上がる税制。 |
冷酷無残 |
れいこく
むざん |
人間らしい情感が全くなく、
心が冷たくて、残酷である事。 |
連鎖反応 |
れんさ
はんのう |
一つの事柄がきっかけとなって、
次々に事が起こる事。 |
路線転換 |
ろせん
てんかん |
目的達成に向かっての進むべき道筋、
方針を変える事。 |
ワ行 |
和気藹藹 |
わき
あいあい |
仲良く和やかな雰囲気に満ちあふれて
いる事。
「和気」はむつまじい気分。
「藹藹」は和やかなさま。 |
和洋折衷 |
わよう
せっちゅう |
和風と洋風の良いところを程よく
調和させる事。
「折衷」は異なる物の中から、
それぞれの良いところをとって、
一つにまとめ、調和させる事。 |